「原三渓の美術」KYURYUDOで販売されています。https://www.kyuryudo.co.jp/shopdetail/000000001610/
ISBN 978-4-7630-1910-3 C0071
「原三渓の美術」という展覧会が2019年7月13日〜横浜美術館で開催され、冊子「原三渓の美術」の中で猿渡紀代子氏(三渓園保勝会副理事長・元横浜美術館学芸員)の投稿記事に「三渓・原富太郎とフランスー原輸出店の欧文カレンダーをめぐって」218P〜225Pというものがあり、この中で加藤英華の絵が見つかりました。
この欧文カレンダーは横浜の原輸出店(原富太郎「三渓」の店舗)が絹生糸、羽二重、ハンカチ等絹織物製品の輸出を宣伝する為に輸出の販売拠点となった仏リヨン代理店のアントワール・ベシュトワルと共同で作成されたものです。
1907年〜1914年発行の欧文カレンダーが存在しています。
この内、1912年と1913年の欧文カレンダーにE.Katoのサインがあり、加藤英華のサインと思われる。
残念ながら、本の内容をコピーする事は禁止されて出来ませんので、ネットで探したらクリスチャン・ポラック氏のPDF版資料FJE-146に1912年及び1913年の欧文カレンダーを見つけました。http://usr.x88.org/sfjk/docs/
横浜美術館:https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20190713-538.html
原三渓の美術:https://harasankei2019.exhn.jp/
以下はその欧文カレンダーの1912年と1913年の絵です。
1912年(明治45年) クリスチャン・ポラック氏資料(サインは右下)
○にHは原輸出店のトレードマーク、表は生糸相場の変動表で過去10年間が記載されている。
1913年(大正2年) クリスチャン・ポラック氏資料(サインは左下)